ラップ名曲(歴代)

EDM/ダンスミュージックの名曲ランキング

EDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)の歴代の名曲のランキングです。米ロサンゼルスの週刊紙「LAウィークリー」が2015年11月に選出し、発表しました。題して「歴史上、最高のダンスミュージック/EDMの20曲」(The 20 Best EDM and Dance Music Tracks in History)。クラブの定番やおすすめの曲がずらりと並んでいます。テクノやハウスミュージックが誕生した1980年代、1990年代から多くの曲がランクインしています。動画とともに一覧にしました。(MOVE)

順位 曲名、アーティスト、発売年 解説
「ストリングス・オブ・ライフ」
(Strings of Life)

リズム・イズ・リズム
(本名:デリック・メイ)
(Rhythim Is Rhythim)

1987年

【動画】
ハウスとテクノの世界において、「古典中の古典」とされる曲。 DJデリック・メイの代表作である。 メイの友人が、メイの自宅で弾いたピアノのバラードが元になっているとされる。 パワーとエネルギーに満ちたサウンドが、米デトロイトやシカゴのダンスフロアを盛り上げ、 当時のクラブシーンに強烈なインパクトを与えた。 1987年、1988年にハウスミュージックが全米を席捲するうえで大きな役割を果たしたと言われている。 英BBCラジオが2008年に行ったリスナーとDJの投票による「史上最も偉大なダンスレコード」のランキングで4位に選ばれた。 ちなみに、 1位はマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」、 2位はジェームズ・ブラウンの「セックス・マシーン」 3位はドナ・サマーの「アイ・フィール・ラブ」だった。

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「チャイム」
(Chime)

オービタル
(Orbital)

1989年

【動画】
イギリスのテクノ音楽の2人組「オービタル」のデビュー曲。 透明感のある美しい音色のシンセサイザーが印象的で、ポップでライトな名曲。
メンバーのハートノル兄弟が20歳くらいのときに自宅の階段の下でカセットテープに録音したのが最初のバージョンだという。 1989年にDJやクラブ好きな人たちの間で人気になり、1990年にメジャーなヒットになった。 その後、多数のアーティストにサンプリングされた。 本ランキングで1位の「ストリングス・オブ・ライフ」が米国で果たしたような"テクノの起爆剤"的な役割を、イギリスで果たした作品とも言われる。 EDMが世界的な現象になるきっかけの一つになった。

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「ディープ・インサイド」
(Deep Inside)

ハードドライブ
(現・マスターズ・アット・ワーク)

(Hardrive)

1993年

【動画】
1990年代から2000年代、2010年代を通じてダンス・ミュージックで大活躍した米国の音楽ユニット「マスターズ・アット・ワーク」(Masters at Work)。 彼らが初期に「ハードドライブ」という名前で出したのがこの曲。 「ハウスの女王」と呼ばれるバーバラ・タッカーの歌声と、ベースラインの低音が見事に組み合わさっている。 セクシーさとグルーヴ感にあふれ、1990年代初めのニューヨークのガレージ文化を象徴する一曲。 時代を越えて新鮮さと輝きを失わない。

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「クリアー」
(Clear)

サイボトロン
(Cybotron)

1983年

【動画】
デトロイト・テクノの元祖の一人と言われるホアン・アトキンスが、ユニット「サイボトロン」としてリリースした曲。 テクノの歴史において最も重要な曲の一つとされる。 繰り返しのリズムやロボット的なボーカルが織りなす音景色は、その後のEDMの土台となった。
ミッシー・エリオットの2005年のヒット曲「ルーズ・コントロール」でサンプリングされたことでも知られる。

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「メンタズム」
(Mentasm)

セカンド・フェイズ
(ジョイ・ベルトラム)
(Second Phase)

1991年

【動画】
先駆的なDJ兼プロデューサー、ジョイ・ベルトラムが、「セカンド・フェイズ」の芸名で発売した。 屋外ライブから生まれた1990年代の「レイヴ文化」を象徴する曲として有名。 ハードコアなテクノであり、「フーヴァーサウンド」を生んだ曲としても知られる。 数えきれない曲に採用された。

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「ボーン・スリッピー(ナックス)」
(Born Slippy (Nuxx))

アンダーワールド
(Underworld)

1996年

【動画】


公式PV→

ライブ→
イギリスを代表する国民的な電子音楽グループで、 ロンドン五輪(2012年)の開会式の音楽監督も務めた「アンダーワールド」の代表作。

若者文化に大きな影響を与えたイギリス映画「トレインスポッティング」のラストシーンに使われた。 それまでダンス・ミュージックに興味がなかった人からも支持された。 全英チャート2位となり、テクノ音楽として異例の大ヒットとなった。当初はB面扱いだった。

歌詞は即興で、アルコール中毒患者が騒いでいる声をイメージしたという。 心臓が喉から飛び出してくるようなビート。 1990年代半ばのレイブ文化とハイな精神を象徴している。

イギリスの音楽雑誌「Mixmag」が2013年に選んだ「史上最高のダンス音楽曲ランキング(greatest dance track of all time)」では、4位に選ばれた。

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出典:https://www.laweekly.com/music/the-20-best-dance-music-tracks-in-history-6251507